外資系シリーズ: 日付の表記に気を使う
色々な国の方々と仕事をしていると、国によって文化が違い、それによって各々が持つ前提も大きく異なることを実感します。その中でも、日付の表記は国によって大きく異なり、ぱっと見ただけではそれが何月何日なのかすら正しく判断できません。
この記事では、国によって異なる日付の表記に関して記載します。
“05/06/2021”は5月なのか
ソフトウェアエンジニアであれば、日付に関してはISO 8601に従うことが多いかと覆います。それもあって、”05/06/2021”という日付の表記を見た場合、2021年5月6日であると認識するのではないでしょうか (年の4桁が最後にきている差ことありますが)。
“05/06/2021”を見た場合、米国であれば2021年5月6日として認識する方が多いでしょうし、ヨーロッパであれば2021年6月5日と認識する方が多いと思います。年は4桁なこともあり誰でも2021年であると認識するでしょうが、5を月とするのかどうかは文化に大きく依存します。
Official EU documents still tend to use DD.MM.YYYY but one document specifies the use of ISO 8601: “Dates should be formatted by the following format: YYYY-MM-DD.” - “Date and time notation in Europe”
Wikipediaによると、EUにおいてはDD.MM.YYYY
を使うことが多いそうです。更に記載がある通り、”DD.MM.YYYY
を使うことが多いが、ISO 8601に従いYYYY-MM-DD
を使う方が良い”としている書類もあるそうです。つまり、ヨーロッパの方々も月と日の認識には苦労しているようです。
尚、上記のWikipediaの引用から分かるように、.
を使うか-
を使うかも異なるようです。めちゃくちゃです。
誰でも意図したように認識するようにはどう表記するべきなのか
私は多くの場合、日本か米国の方々とやり取りすることが多いので、YYYY-MM-DD
に従うことが多いです。私が認識している範囲では、これで問題になったことはありません。ただ、ヨーロッパの方がDD-MM-YYYY
という表記を実際に使っているのを複数回見てから、日付の表記の方法を変えました。
今は、May 6, 2021
という様に、明確に月を数字ではなく単語として記載するようにしています。英語が理解できる前提を追加してしまうので、その点は劣っていますが、より認識による差を無くせると思っています。
結論
今回は、日付の表記が国によって大きく異なり、それによってお互いに正しく意思疎通できないことがあることを記載しました。日付の他にも、数字を1000の位ごとに区切る際に使用する,
も、国によっては.
だったり、国による表記の違いは日付以外にも沢山あります。
他にも、外資系の会社で働くことに関する話題で知りたいことがあれば、是非コメントを頂ければ嬉しいです。