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DIYで安く絵を家に飾る - 第二弾

少し前、“DIYで安く絵を家に飾る”という記事で、kinko’sで絵を印刷してそれをikeaの額縁に入れて飾ることを紹介しました。今回はその続編として、音楽のアルバムアートを使った絵を作って飾ります。

アルバムアートを取得する

アルバムアートを取得するには、Apple Musicのウェブ版にアクセスし、そこからアルバムアートの画像をダウンロードするのが楽です。Apple Musicを使っていない方でも、相応の別のサービスで同様のことができると思います。

まず、使用したいアルバムアートを選びます。

Apple Music UI

気に入ったものがあれば、それをクリックしてそのアルバムのページに行きます。そのアルバムのページにて、アルバムアートの画像を右クリックし、画像のurlを取得します。

Apple Music UI

このurlを使ってアルバムアートをダウンロードします。ブラウザなどでurlを開くと分かりますが、画像の大きさは多くの場合は1000x1000です。

印刷用の画像を作成する

前回同様、最終的にはA3の紙に印刷します。アルバムアートの画像の大きさは1000x1000なので、これ単体をA3の紙に印刷するには解像度が低く、印刷すると恐らく凄く画質の荒いものになってしまうでしょう。ここでは、複数のアルバムアートをタイル状に並べて大きい絵を作成し、それを印刷します。

前回、私が印刷したY Combinatorの有名な言葉である”Make Something People Want”のポスターですが、あれは画像の大きさが4093x5787でした (恐らく350 dpiで計算したものだと思います)。あの画像を印刷した結果はとても良かったので、今回もそれくらいの解像度を目指します。350 dpiで計算した場合の解像度が本当に必要なのかも判断したかったので、今回は300 dpiで計算します。

アルバムアートの画像が1000x1000で、縦横に空白ができないように並べたいです。どういう計算をしたか忘れましたが、私は以下のように並べることに決めました:

この場合、実際にアルバムアートの画像で埋まるのが (5 * 701)x(7 * 701)、つまり3505x4907になります。印刷する画像の大きさからは、横は3ピクセル分、縦は54ピクセル分小さいものとなりますが、これくらいなら気にならないだろうと思い、許容しました。

横に5枚、縦に7枚分のアルバムアートが必要になるので、上記の方法でダウンロードし用意します。準備ができたら、このレポジトリにあるコードで最終的な画像を作成します。

$ npm install sharp
$ node overlay.js *.jpg

overlay.jsは、sharpという画像処理のライブラリを使用します。overlay.jsを実行する際は、アルバムアートの画像へのパスを渡します。*.jpgとしている部分は、使っているshellによってパスに展開してくれるかどうかが変わると思うので、使っているshellの仕様によって変えてください。上記の通り、5 * 7 = 35のアルバムアートが必要になります。

overlay.jsは、決め打ちでカレントディレクトリにposter2.jpgという名前のファイル名で画像を出力します。これが最終的に印刷する画像となります。

今回はコンビニで印刷

前回はkinko’sで印刷しましたが、結局kinko’sに置いてある印刷機で印刷しました。それでも結果には満足したので、今回はもっと手軽なコンビニの印刷機で印刷してみました。

Printout

周りの白枠は、恐らくコンビニの印刷機で選択した、枠に関する設定の影響だと思います (枠を足すかどうかの選択肢があった記憶があります)。この感じだと、無い方が良いと思います。

一番下の段のアルバムアートの画像の下にある黒い部分は、overlay.jsで出力した画像がデフォルトで背景色として黒を指定しているが故のものです。前回の時もそうでしたが、A3の紙をikeaの額縁に入れる場合、縦は少し切る必要があります。この黒い部分を含めて切ってようやく額縁に収まる感じになったので、最終的にはここは気にしなくて良い部分になります。

実際の印刷の品質ですが、kinko’sで印刷したものよりは少し劣っています。

Printout

sharpでのリサイズが原因なのか、コンビニにあった印刷機が原因なのか、はたまた紙の影響なのかは判別できていません。

額に入れて、最終的にはこんな感じになりました。

Final result

結果

前回程気に入る結果にはなりませんでした。印刷の品質もありますが、アルバムアートの選択ももう少し考えた方が良かったかも知れません。統一感があったほうが、それらしくできるのかも知れないと思いました。

次またやることがあれば、350 dpiで必要なピクセルの数を計算し、再度kinko’sで印刷しようと思います。

もしアイデアがあれば、コメントを残してくれると嬉しいです。