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layoff日記

この記事は下書きです
続きを希望される場合は、コメントを残してください。著者のやる気が出ます。

layoffの対象となった。自分がlayoffの対象となった時から次の仕事を見つけるまでの期間、どういう仕事を探しているか、業界のhiringの状況など、適当に緩く書きます。

2023年1月20日

米国の本社にて、layoffが発表された。公にもその旨は公開され、対象となった同僚がどのようなseverance packageを受け取るのかもその記事で知った。

この段階で、思い出せる限りStripeに始まり既にNetflixやAmazonを含む米国のテック業界でlayoffは始まっており、遂にGoogleもやることになったのかと、あんまり実感の無い感覚のまま事実を認識した感覚だったと記憶している。

この段階で、layoffはグローバルにやることは社内で共有されていたと思うが、米国以外のでどのようにどれくらいの同僚が対象になるのかなどは何も分からなかった。後で分かったが、普通のマネージャーはlayoffに関しては何も関与しておらず、相当top-downに、ごく少数のチームで遂行されているようだった。このやり方に関して、私は特に不信感などは感じておらず、こんなけの規模なら少数でやるしかなかろうと思っていた (これは今でも変わらない)。ただ、どういう条件でlayoffの対象を選んでいるのかは気にしていた。

2023年2月2日

layoffの発表後、直近のearnings callにて、Sundar本人から、layoffの対象は色々な数字を見て判断しており成績もそれに含んでいると話しているのを聞いた。米国において、通常layoffは会社において優先度の低い機能を削除する方法で行い、その機能を担っているチームがごっそりそのままlayoffの対象となり、社員の個々の成績を見て成績の悪い順に対象を選んでいる訳ではない、という建前にはなっている。

しかし、今回はSundar本人の口から成績も含んだ色々な数字を見て判断していると公に話しており、そんなことを言う場合もあるのだなと思ったのを覚えている。通常米国において、成績の悪い順にlayoffの対象にしていると言わない理由は、layoffの対象となった者たちが転職する際にそれが難しくなる可能性があるからである。それが故に、Sundarがわざわざ成績も考慮している旨を公に述べたのは印象に残っていたのだ。

2023年2月1x日

徐々に米国以外のlayoffが発表されていったと思う (各国で発表された日付の時系列は覚えていない)。わざわざ米国におけるlayoffの対象となった者のseverance packageの内容を公にしていたので、各国でも同じやり方になるのかと思っていたが、結局は米国のそれ以外は公にはならないようだと感じ始めた。

国によって労働に関する法律も異なり、severance packageも米国のそれに比べてより良い国もあればそうではない国もあるのが見えてくる。以外にカナダにおけるseverance packageが悪かったのが印象的だった。後、米国ではlayoffの対象にlayoffされる旨を伝えるのは金曜日に行うことが多いが、他国でもそれには従っているように見えた。

私の属しているAPACのチームにおいても、この段階でもまだ具体的な詳細は分かっていなかったと記憶している。直のマネージャーは当然自分のチームの誰が対象になるのか、それがいつ分かるのかなど何も知らないようで、私の属しているチームのAPAC代表ですら、SWEやお客さんとやり取りするポジションは基本的には影響を受けないと言っていた。

お客さんとのやり取りがあるチームに関しては、契約やお金の話もあるのは当然として、お客さんとの信頼にも関わることなので、そりゃそうだろうなと納得していた。しかし、私は米国に住んで長いこともあり、米国の会社にそういう常識は通用しないこともあるとは思っていた。

ただ、この段階までは自分は今回のlayoffの対象にならないだろうと思っていた。実際に日々忙しい上に、積極的にhiringをしていたし、人が減っては回らない状態だったのがその大きい理由だ。

2023年2月2x日

年に二回ある社内の人事評価の結果が社員各々に共有された。私の評価は過去最悪で、Sundarの言葉を思い出し、これはワンチャンあるなと思い始めた。

私の直のマネージャーがSundarの言葉を認識していたのかどうかは分からないが、この評価には納得していなかった。今回の評価の前の過去二回の評価は非常に良いものだったので、今回それらの時期に比べて特に何か悪い部分が思い当たらなかったためだ。変わったことと言えば、今回の評価から今の直のマネージャーになったことくらいだ。

日本におけるlayoffは三月に発表がある、というメールを受け取った。例に従って、金曜日に発表されるとすると、三月の最初の週かその次の週かなと予想していた。

2023年3月2日

朝7時くらいに目が覚め携帯を見ると、仲の良い同僚から、メール見た?、というチャットが来ていたのに気づいた。この時期なので、それがlayoffのメールのことだとはすぐに分かった。メールを見ると、日本におけるlayoffに関する発表のメールがあった。対象となった人にはこういう題名のメールが届きますとあり、その題名でメールを検索する。その題名そのままのメールがあった。やはり対象になったかという、ある程度覚悟していたことが起こったという感覚と、実際に対象になった旨を文章で見て、それとはまた別の感覚を覚えたのも記憶している。

何はともあれ、メールに記載があるであろう日本におけるseverange packageを一番に探した。米国のそれはなかなか良く、それ相応だと良いがどうだろうと少し不安を感じていたと思う。severance packageに関する文章を目で追う様に読み、これはなかなか良いのではと思ったのを覚えている。二年ほど仕事しなくても大丈夫だった。一安心したと共に、もうその日から仕事はしなかった。

2023年4月10日

最初のオファーをいただいた。待遇はGoogleの時の6割で、決して満足はしていないが、次の会社で